本当はめでたい年回忌年末になると、来年の年回忌に当たっている方を調べます。当然のことながら、七回忌ぐらいまでは施主の方の 住所も分かりますが、古くなればなるほど施主の方自体が 分からないことが増えてきます。 今年は私の父の三十七回忌で、実家で法要が営まれました。 私はちょうど所用があり、お供えだけ送りました。 別段何のことはないような気がしますが・・・ よく考えますと、三十七年前はまだ私も子供です。 私の母が不慮の事故で亡くなっていたら、 その時点で、私の実家の家屋敷も売られ、 年回忌などするどころではないでしょう。 また、私が亡くなっていたら、当然年回忌を迎えるどころか、 私の年回忌をしてもらわないと(笑) また、私も母も生きていたとしても、日々の生活に追われていたら、 年回忌をする余裕などないでしょう。 そう考えると、その昔五十回忌を祀り上げとして お祝いしていた意味もよく分かります。 すなわち、年回忌を出来るということは、 それを出来る子孫が存在し、その家が存在し、 先祖に感謝する心がなければなりません。 あと13年生きていたら、五十回忌 あと33年生きていたら、七十回忌 あと63年生きていたら、百回忌 あと113年・・・は無理でしょうね(笑) ジャンル別一覧
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